活動実績紹介
株式会社乗馬クラブクレイン |
防犯CSR活動はいつ頃から始めたのですか?
平成23年5月22日です。地域の幼稚園などで子供たちにポニーに乗ってもらうことを通じて、防犯意識の印象づけができないかと警察関係の方からの相談を受けたことがきっかけでした。会社がもともと地域の祭に参加するなど、社会貢献や地域貢献の意識が高い企業でしたので活動への理解もスムーズでした。
具体的にはどのような活動をされていますか?
写真のような馬着をポニーのポニオ君に着せて、イベントにでているんですよ。
ポニオ君は25才で、人間だと80才くらいのおじいちゃんだけどイベントでエレベーターや階段も登ったりできる落ち着いた頑張り屋のポニーです。子供たちには防犯騎馬隊員として5つの約束をカードに書いて渡しています。警察による、あいちゃんとゆうかいするぞう(※1)の二人のゆるキャラが参加する寸劇のなかで、5つの約束をしてくれた子供たちにご褒美にポニーに乗ってもらいます。また、おまわりさん体験として警察官の制服を着て写真を撮るなど、とても楽しんでもらっています。
最初のイベント時などは警察官が私服で参加されたので、『それじゃ普通のおっさんやないかー』って子供たち憧れの警察の制服を着てくださいと意見も言ってしまいました。(笑)
イベント活動はどのくらいの頻度でありますか?
これまでに24回程度出演しています。次は羽曳野警察署さんのイベントが3ヶ月後に控えています。はじめは毎月行っていましたが、いまはポニオ君の体力も考えて暑い夏は避けて年に数回実施しています。
継続して活動ができている理由はなんですか?
仕事の一環としてなので体験乗馬のお知らせや乗馬クラブのPRもするのですが、子供たちからいろんな反応があって、とても楽しいし、実は私たちが癒されているんですよ。(笑)
あっちの幼稚園はこんな感じだった、こっちの保育園はこうだったと子供たちの個性も違っていてイベントの企画や準備の大変さも吹き飛びます。
特にやめる必要がないし活動が楽しいので続いているのでしょうね。間接的には警察から感謝状をいただいたり、新聞社からの取材があったりしてとてもありがたいですが、そもそも当社の理念でもある信頼、信用できる企業であることが大事だと考えているからでしょうか。
この防犯CSR推進活動は、地域で活動する企業や団体が宣言して実施していることを広げようということから考えると、昔で言う近所のおじちゃん、おばちゃんが子供たちに声掛けしていたような街の見張り番を増やそう的なイメージもあるんですよね?
そうです。防犯活動は警察だけが行えばいいというものではなく、地域で暮らしている全員が参加できるものであり、また地域みんなで雰囲気づくりを行うことが大切なんだという考え方が広く理解され活動が広がると良いと思っています。
今後の防犯CSRに関する目標などを教えてください。
私たちは馬との触れ合いを通じてやさしい気持ちや癒しをご提供できると思っています。今後も各イベントに参加して馬の優しさに触れていただきたいと考えています。また、市民である私たち自身が地域防犯をやっていかないといけないという思いがあります。
本日は本当にありがとうございました。ポニオ君にもますます元気で活躍をお祈りしております。
ありがとうございます、ポニオ君と頑張ります!
※1 あいちゃんとゆうかいするぞう
大阪府警のキャラクター。
あいちゃん:みんなといっしょに「こわい思いをしないためにはどうしたらいいか」を勉強(べんきょう)する元気(げんき)でやさしい女の子(おんなのこ)。
ゆうかいするぞう:こどもを誘拐(ゆうかい)しようとねらっている怪(あや)しいおじさん。みんなもきをつけて!
(大阪府警察HPより)
大阪府警HP https://www.police.pref.osaka.jp/01sogo/koho/kids/goannai/character/caractor04_1.html
幼稚園・保育園に訪問してのイベント準備・運営は大変だと思いますが、ポニーとの触れ合いを通じて防犯イメージを深く心に刻んだ子供たちの笑顔や喜びを、防犯CSRのやりがいと話されている姿がとても素敵でした。 ポニオ君も高齢であることから、健康が心配ですが無理せずゆっくりと活動を続けていただきたいと思います。